2025.07.04
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このページでは 製造業向けに、手軽に導入できて、スマホで写真撮影&記録ができる、品質管理システム(QMS システム) のご紹介をしています。品質管理システムといっても、さまざまなシステムがあります。今回は、中小企業向けで、アナログからの脱却を考えてはいるが、あまり、開発コストが使えないケースでの品質管理システム(QMS システム)をご提案しております。製造業が直面する品質管理の課題。さまざまありますが、製造業では人手不足が深刻化する中、品質管理業務の効率化が急務だと思っています。製造業の中小企業では、いまだに手書きのチェックシートやExcelでの品質記録管理が主流となっているのが現実です。こういったアナログ管理の場合、どうしても、検査漏れや記録ミスのリスクを抱えてしまいます。また、顧客からの品質要求は年々厳しくなってきていると思います。その結果、何かあった際の、迅速な原因究明とトレーサビリティの確保が求められます。そして、法律です。さまざまな規制、条例などの影響で、チェックするポイントの増加も、気になっているところですね。従来だと、その情報は要求されていなかった!みたいな部分まで、データをとっておくことを要求されたりしています。そもそも、従来の品質管理手法の限界があると、現場から耳にすることもあります。紙ベースの品質管理では、製品の写真と検査データが別々に管理されるため、後から情報を関連付けるのに時間がかかります。簡単に言えば、検索性がないんですよね。これは、Excelでの管理でも同じです。まだマシですが、データの検索性が悪く、過去の不良事例を活用した改善活動が困難です。さらに、検査報告書の作成には多大な時間を要し、本来の品質改善業務に集中できない状況が続いています。クロトが提供・提案する「写真付き品質記録システム」とは、そういった部分を打破できるように考えたシステムです。写真付き品質記録システムとは、スマートフォンやタブレットで製品の写真を撮影し、その場で検査結果をデジタル記録できるシステムです。従来の大規模なQMSシステムとは異なり、導入コストを抑えながら現場での使いやすさを重視した設計となっていまして、そこが1つの強みかと思っています。
「写真付き品質記録システム」の主な機能をご紹介します。まずは スマホ・タブレット連携機能。現場の作業者がスマートフォンやタブレットを使って、製品の写真を撮影しながら検査結果を即座に記録できます。バーコードやQRコードの読み取り機能により、製品情報の自動入力が可能で、手入力によるミスを防げます。また、スマホの音声入力機能を活用して、テキストを登録できるようにしているため、手袋を着用したままでもコメントや所見を簡単に記録できます。レポート生成機能もおすすめ。蓄積された検査データと写真から、品質管理報告書を生成することができます。顧客向けの検査成績書も、事前に設定したテンプレートに基づいて自動作成することが可能です。そのため、報告書作成にかかる時間を大幅に短縮できます。フォーマットは御社フォーマットにあわせての調整を行うことも可能です。視覚的に分かりやすい資料への実現も!PDF出力やメール送信機能もつけることができるので、関係者への情報共有もスムーズに行えます。検索・データベース機能は意識して設計している部分です。過去の検査記録を日付、製品名、担当者、不良種別などの条件で速く検索できます。写真のサムネイル表示により、視覚的に目的のデータを見つけることが容易になっているのもミソですね。顧客からの問い合わせに対して、該当する検査記録と写真を即座に提示できるため、トレーサビリティの確保と信頼性の向上に貢献します。
「写真付き品質記録システム」のメリットをご紹介します。業務効率化のメリットがあります。従来の紙ベース管理と比較して、検査時間を約50%短縮できます。写真撮影から記録完了まで1分以内で完了し、その場でデータがクラウドに保存されるため、後からの整理作業が不要になります。報告書作成時間も従来の1/3に短縮され、品質管理担当者は本来の改善活動により多くの時間を割けるようになります。品質向上のメリットもいいですね。写真による客観的な記録により、検査員の主観的判断によるバラツキを最小限に抑えられます。過去の不良事例データベースの活用により、類似問題の早期発見と予防が可能になり、不良品流出リスクを大幅に削減できます。リアルタイムでの品質状況把握により、問題発生時の迅速な対応が可能となり、顧客満足度の向上につながります。また、蓄積されたデータを活用した統計的品質管理により、継続的な品質改善活動を効果的に推進できます。トレーサビリティの完全確保により、顧客からの信頼獲得と長期的な取引関係の構築にも貢献します。コスト削減のメリットも大きいです。紙やインクなどの消耗品費用を削減でき、年間数十万円のコストカットが可能です。検査データの電子化により、書類の保管スペースや管理コストも大幅に削減されます。不良品の早期発見により、後工程での手戻りコストや廃棄コストを最小限に抑えられます。競争力強化のメリットも見逃せません。迅速で正確な品質管理により、顧客からの信頼を獲得し、新規受注の獲得につながります。品質データの可視化により、営業活動での差別化要因として活用でき、競合他社との差別化を図れます。品質管理のデジタル化により、DX推進企業としてのブランドイメージ向上にも寄与します。採用にも好影響かも。継続的な品質改善により製品の付加価値を高め、価格競争から脱却した収益性の向上も実現できます。開発内容によっては、秘匿性を重視した方がいいので、専用サーバ、VPSサーバやクラウドサーバでの利用になります。より強固なセキュリティにしたい場合は、AWS、GCP、Azuleなどのクラウドサーバに入れてもいいと思います。検索の高速性を高めるなら、サーバも大事なポイントの1つになります。ただ、巨大な検査ハードなどとは異なるので、お手軽に導入しやすくなっているのは、確実ですね。
品質管理システム おすすめの方は、ズバリ、アナログ管理の限界を感じている中小製造業の品質管理担当者ではないでしょうか?大規模システムは導入できないが、アナログ管理からの脱却が必要と感じられている方におすすめのシステムとなっています。食品・医薬品・自動車部品メーカーの方は感じられていると思いますが、厳格な品質基準やトレーサビリティが法的に求められています。品質管理責任者・品質保証部門の方は、不良品発生の原因分析やトレーサビリティ確保が必要と感じられていることかと思います。製造現場の管理者・リーダーにしても、作業者の検査ミスを防止したい、検査記録のデジタル化で現場の効率化を図りたいとお思いだと思います。コストダウンが期待できるのも、品質管理システム導入のメリットなので、そこを意識される工場長、経営者の方もいらっしゃると思います。品質管理システムの導入は、どうしても、要望から考えると、ハードを導入する方向に意識がいき、結果的に、大幅なコストの話になっていくことが多いです。しかし、それではいつまでたっても、導入が進みません。意識して、TRYしてみませんか。
製造業向け品質管理システム の よくある質問 をまとめました
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