2020.04.26
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スマホからのアクセスが順調に増えてきたが、ホームページの表示が遅くて困っている、というお悩みを、先日、あるメーカーのご担当者からいただきました。せっかく、コンテンツマーケティングの施策や、SEO対策にいろいろなコンテンツを作ったのに、そもそも、webページの表示速度が遅いので、検索エンジンからの流入が減少していたり、そもそも、Googleの検索結果ページでの表示順位が落ちてきてしまっている、とのこと。確かに、このようなケースは、比較的話題にあがります。ホームページの表示速度は検索順位、売上に影響を与える要素が大きいのも事実です。たとえば、Googleのブログでは以下のような記載があります。
ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します引用元:Google 検索セントラル
また、スマートフォンでのGoogleの検索結果にも影響が出てきています!
検索 ユーザーはできるだけ早く質問に対する回答を見つけたいと考えています。研究(英語)では、 ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけていることがわかっています。 読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、それはデスクトップ検索を対象としていました。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することを本日みなさんにお伝えしたいと思います。引用元:Google ウェブマスター向け公式ブログ: ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
このように、SEO対策とホームページの表示速度の関連性は非常に高い状況です。特に、コンテンツマーケティングで、オウンドメディアのコンテンツ、記事をたくさん作ったのにもかかわらず、そもそも、ホームページが重くて、検索エンジンでの評価が下がっているのであれば、せっかくコンテンツマーケティングの施策で、集客を強化しようとしても意味がなくなってしまいます。コスト要因にしかなりません。そこで、コンテンツマーケティングで活用しているオウンドメディアや、そもそものコーポレートサイトをワードプレスで制作している場合に、その表示速度を改善するための施策として、CDNによって、サーバの負荷を軽減して、レスポンス時間を短くして、ホームページの表示速度を速くするという施策をご提案しております。
ワードプレス(wordpress)によって、制作されたホームページのメリットは、更新などの管理がしやすく、Googleなどの検索エンジン対策に効果的であることです。ただ、一方で、サーバのパワー(メモリなど)も使うのが事実です。クロトでも、多数の企業や法人のオウンドメディア、ブログ、コーポレートサイト、webマガジン、キャンペーンサイト、イベントサイト、ポータルサイトなどを、ワードプレスで制作してきましたが、サーバによって表示速度が落ちてしまうケースはありました。もちろん、DBのチューニングなども行って回避できたりもしたのですが、サーバのレスポンス速度に関しては、別の課題となっているケースも多かったのが現実です。今回ご提案するCDNは、コンテンツデリバリーネットワークといって、簡単に言うと、ホームページ上のコンテンツを、別のサーバから配信する施策です。この別のサーバは、元々あるサーバのコンテンツをキャッシュ化して、データを配信することで、サーバのレスポンス速度をあげることができます。これによって、ホームページの表示速度を改善することができるようになるのです。実際に、CDNを導入することで、広告代理店にて運営していたニュース系のオウンドメディアにて、サーバのレスポンスにかかっていた時間が、50%程度圧縮できている事例があります。もちろん、もともとのサーバからの引越しはしていません。そして、ニュースのオウンドメディアなので、SEOでの集客がメインになるのですが、CDNによるスピード改善後、1週間程度で、UU数が、1.5倍に増加したそうです。直帰率も改善され、1ユーザーあたりの平均PVも、200%ほど上昇したんだそうです。
CDNを活用するメリットは、いくつかあります。メリットの1つには、上記のようなロジックで展開することで、既存のサーバを動かすことなく、ホームページの表示速度を改善できることです。既存サーバを引っ越すとなると、労力もコストもかかります。しかし、CDNであれば、その労力もコストも著しく減少します。
また、次のメリットは、CDNを活用することで、もともとのサーバのスペックをさげることができるかもしれないことです。もともとのサーバのスペックではオーバースペックだったのですが、CDNを導入したことで、サーバのスペックを見直しできて、その結果、年間で数十万円のコスト削減につなげられた事例もあります。
もちろん、サーバの負荷軽減につながるので、一時的なアクセス増加への対応もしやすいのが、CDNのメリットでもあります。たとえば、リスティングやDSP広告などのweb広告で、一時的にキャンペーンサイトを盛り上げたい!CDNは、そんなときにも、サーバの負荷軽減、表示速度を速くする施策として、ご活用いただくことが可能です。
では、実際に活用するCDNサーバ、サービスは、何を活用するのかですが、これは、ケースバイケースでのご提案になります。ワードプレスの設定状況や予算、サポート体制などに応じて、利用するCDNサービスは都度ご提案をさせていただいております。主なところでは、AWS(アマゾンウェブサービス)のクラウドフロントです。AWSなら、CDNサーバ自体の料金は比較的安価な金額での実装も可能です。従量課金制になるので、使用した分だけのお支払いということが可能です。
CDNの導入をする際には、ワードプレスで何をやっているか、などを確認する必要などもあるため、事前に調査が必要なケースもあります。常時SSL化の対応をしたい!というケースもありますし、会員認証などを実装しているケースもあります。それらの確認も含め、対応のフローとしては、まずは、画像だけから初めて、全体をCDNサーバを通しての運用にするというフローなどで進めていきます。
もちろん、CDNによるデメリットもあります。仕組み上、コンテンツをキャッシュするため、ワードプレスで更新をしたのにもかかわらず、ホームページの情報が変化しない、更新されない!と思うケースがあります。この場合は、既存のキャッシュからの配信をとめることで、更新情報をすばやくwebサイトに反映させることも可能です。とはいっても、1日程度経過すれば、キャッシュが消えて、新しい情報がホームページ上には出てくるようにはなります。
ワードプレスは、便利なCMSなので、いろいろなホームページで活用されていますが、ワードプレスのホームページは重い、遅いといった声を聞くこともあります。消費者の方から、そういう問い合わせをもらったのであれば、すぐに対応を進めたほうがいいですよね。
検索エンジン対策や、サーバのコスト削減、ワードプレスサイトの便利な活用、いろいろな視点で、CDNの導入をご検討の際は、ぜひ1度クロトにお問い合わせください。
【CDNでWordpress(ワードプレス)の表示速度改善 作業内容例】・企画、設計、ヒアリング・ワードプレスの調査・ネームサーバの確認、調査等【CDNでWordpress(ワードプレス)の表示速度改善のポイント】ホームページの表示が速くなる検索エンジンでの上位表示や、掲載がされやすくなる直帰率が改善される!
【その他】・SSLの設置、お問い合わせフォームの実装、多言語対応など、ワードプレス(wordpress)のカスタマイズもご相談ください。
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